新居は道路に面してはいませんが、道路のすぐそばにあります。道路は名護市と本部町をつないでいる県道なので、交通量もけっこうあり、今帰仁の家とはずいぶん違います。
ワンコロズは生まれてから生後2ヶ月位まではどこにいたのかわからないけれど、我が家に転がり込んできてからはずっと今帰仁暮らし。
車もあまり通らない所にいたので、車の怖さもわからないホンモノの田舎者です。
なので、伊豆味の家に引っ越して、一番怖いのはワンコロズが交通事故に遭うこと。そうならないように、お友達に頼んで家の周りに柵を作ったのですが。。。
引越し後1ヶ月の間に脱走すること4回
そのたびに、大家さんを巻き込んで大捕り物を展開です。
大家さんがひもを用意してくれたり、捕まえてくれたり、、、時には大家さんの家の中にマーヤが飛び込むこともあったりして。
ワンコロズは楽しそうだけど、こっちはヒヤヒヤです
車がビュンビュン走っているのに、平気で道路を横断するワンコロズ。当然、轢かれそうになることもあり、それも2回。車が急ブレーキをかけてくれたお陰で平気でしたが、まさに寸止め
こんなことをしていたら、そのうち絶対轢かれる。
本気で気をつけなくちゃ!!!
と固い決心をしたのでした。
ところが、決心した日の夕方、またまたマーヤが脱走
事情はこうです。
我が家には一カ所だけ柵を作っていない所があります。そこは、お隣に面していて、ブロック塀があるのですが、これが低い。ワンコロズなら簡単に乗り越えられるのはわかっていたのですが、ブロック塀の向こう側、ちょうど着地地点はこちら側より低いため、着地するときに怪我しそう。マーヤもそう思っているらしく、よく覗き込んでいたけれど乗り越えることはありませんでした。
そのときも、ブロック塀の上でフラフラと遊んでいたのですが、誤って塀の向こう側へ落ちてしまったんです
落ちてみたら怪我もせず~。しかも、そこは大家さんのみかん畑で、マーヤにとっては広々として探検しがいのある楽しい世界。「行って来ま~す」とばかりに遊びに行ってしまいました。
あわててO次郎を伴ってマーヤを掴まえに行ったものの、自由の味を知ったマーヤはまったく捕まらず
結局、自発的に帰ってきたところを掴まえたのでした。もちろんマーヤは夫から叱られました。
その翌日、忘れもしない6月5日の朝、とうとう悲劇は起こってしまいました。
朝、昨日叱られたにもかかわらず、マーヤがブロック塀を乗り越えて脱走。後を追おうとしたO次郎を私が止めました。2匹で遊びに行くと、集団心理で遠くまで行ってしまうからですが、止められたO次郎は行きたくて、行きたくて。
ついに今まで越えたことがない柵を乗り越えて外の世界へダーッシュ
もちろん後を追いましたが、O次郎はどこへ行ったのか、姿も形も見えず。私は家の近くでウロウロ。きっと、マーヤと一緒にみかん畑にいるに違いない、とタカをくくっていたのですが。。。
しばらくするとマーヤだけが帰ってきました。
えっ!ということは別々にいるということ
きっとまた道路にいる!とリードを持って大急ぎで道路へ行くと、O次郎が道路の向こう側にいるのが見えました。
同時にO次郎も私を見つけたようで、車が来ているのに私に向かって走って道路を横断!!
車は急ブレーキをかけましたが、距離的に間に合わないのは明白でした。
私の頭の中は『間に合わない!』という思いと『お願い!止まって!』という思いが交錯してました。でも、次の瞬間、私が見たのは車の下でくるくる回転しているO次郎の姿でした。
すごい声で鳴きながら車の下から走ってこちらに来たO次郎は、私のもとではなく、大家さんの店先の物陰に隠れました。
私が手を出すとちょっと噛んだりして。きっと、ショックと怖さと痛さで混乱したのでしょうね。
とにかく、一刻も早く病院へ!
そのときの私の頭の中はそれだけでした。
O次郎が車に轢かれたとき、大家さんの奥さんも一緒にいたのですが、後で、奥さんから「犬より奥さんの方が大変だった。唇まで真っ青で」と言われました。
確かに、そのときの私は何も考えられないし、息はハァハァするし、、、
ボク、交通事故にあっちゃった。。。
by O次郎
大急ぎで病院へ行き治療してもらったのですが、詳細はまた後日ということで・・・
でも、命に別状はなかったので安心してくださいね。
しかし、引っ越し後1ヶ月ちょっとで交通事故に遭わせてしまうなんて・・・飼い主失格ですね。ガックリ。。。